A:　剣道には「気剣体の一致」という教えがあります。

剣道は武士の剣術なので、しっかり敵を斬り倒すことが大切で、ただ頭や小手や胴に竹刀が当たっただけでは相手を倒したとはならないのです。
何を持って一本とするかという問題が浮上し、そこで「気剣体の一致」が出てきたとの事です。

１、気・・・相手を威嚇すると共に旺盛な気合いは自らを奮い立たせ、
　　　　　　有効打突(一本)の際には打突部に応じた気勢をだすと審判基準にあります。

２、剣・・・これは打突の際はその打突に応じた動き(刀裁き)をしなければならないとあります。

３、体・・・これは打突の際はその打突に応じた動き(体裁き)をしなければならないとあります。

「気・剣・体」の３つが揃ってないと一本にならない、つまり勝てないということになります。