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2013.04.16

剣道で最もキツイ稽古って何ですか?

こんばんは!元剣士の森川です!今日は過去の玉竜旗観てました!

いいですねえ、高校剣道。熱量が半端無い(ー_ー)!!

 

さてさて、今回は「剣士が最もキツイ!と思っている稽古」についてお話しましょう!

恐らく全国の剣士に題名通りのアンケートをしたら、7割は超えると予想される答え。

その全国剣士トラウマ級間違い無しの稽古とは・・

 

掛かり稽古・・・です

んおお・・書いただけでテンションが下がる(-_-;)

駄目だ!気合だ!簡単にこの稽古の内容を説明しましょう。

 

複数の場合もありますが、基本は元立ち(もとだち)と呼ばれる人が

「隙を軽く与えて打ち込ませる」役をして、掛かり手(かかりて)と呼ばれる

人が「その与えられた隙に、全力で、息継ぎ無しで打ち込み続ける」稽古です。

時間はおよそ15秒から1分。結構アバウトです。

 

 

掛かり稽古が「キツイ」理由

 

稽古内容は分かりましたか?要は息継ぎ無しで様々な技を打ち込んでいく、

そんな稽古です。小手が空いてたら、小手→面と打ち込む、こんな感じです。

 

先ず聞いた感じだと「へえ、普通の稽古じゃん」と思われますよね?

これがねえ・・相手によりますが、結構単調になりがちなんです!

そしてそのマンネリは疲労を倍増させます(゜o゜)グハ!

 

地稽古みたいにお互いに全力を出し合う練習試合形式ならば、緊張感を

得られて楽しいんです。

 

それに比べて掛かり稽古さんは、相手が基本何もしてこないので、

どうしても気力をマックスに持って行き辛いんです(-_-)zzz

 

そしてこの掛かり稽古、そのルールに少しだけ罠があり、その罠が剣士の悲劇を

呼び起こします。

その罠とは・・

 

掛かり手に隙が有ったら元立ちは打ち込んで良し!

 

分かってます。このルールが参加しても、未だ「何で掛かり稽古が剣士に

嫌われているのか」、イマイチ理解出来ない事でしょう。

 

そして「マンネリ防止で良いじゃん(゜o゜)」という意見、わかります!

 

では、その掛かり稽古、それにほんの少し悪魔の言葉を加えますね!\(^o^)/

 

「先生との」掛かり稽古

 

これ!そうこれ!思い出しただけで血尿が出そうです 笑

先生から見れば生徒は隙だらけ。隙が有ったら打って良い。

 

という事はですよ、奥さん・・

先生にもよりますが(まあ、これが最もデカイ)、先ず例外無くボッコボコに

されます。

 

中盤からは、自分が打ち込んでるのか、打ち込まれてるのか、既に

分からない領域に突入します 笑

 

で、更にこの「掛かり稽古」、ヤメの判断は主にキャプテン、若しくは先生。

先生が稽古に参加した日は・・そう正解!先生がストップを判断します!

 

「ほらほら、空いてるぞ!」「もっと早く駆け抜けろ!」「お突きー」

 

まあ、こんな激励を浴びながら、延々打ち込まれ続けるわけですな。

最後の突きとか、私当時中学生ですから!突き禁止ですから!

とか、思いながら、先生の「やめ!」という天使の声を待っていたのです 笑

 

掛かり稽古はイマジネーション!

 

そんな退屈もしくはキツイ掛かり稽古ですが、やはりキツイだけあって、

基礎練習の中では群を抜いて剣士の能力を高めます!

 

体力、瞬発力、応用力、そして想像力!

相手がそういう構えなら、自分はこういう間合いで、など試合を想定しつつ

稽古するのが、やはりベストでしょう!

 

ただ、想像時間が長いと、先生には打ち込まれますがね 笑

 

ああ!書いてたら思い出してきた!商品紹介!

修行じゃ修行じゃ!

 

今度試しに剣士の耳元で「かかり、げいこ」とツイートしてみて下さい。

恐らく、顔色が一段階悪くなる事でしょう 笑

 

しかしまあ、途中書いたとおり、総合力を上げる稽古としては

非情に優れたものですので、現役剣士の皆さんには是非とも頑張って

頂きたい(避難)!\(^o^)/ガンバッテー

 

はい!それでは今回も最後まで読んで下さり、真に有難うございます!

 

失礼致します!