剣道防具や竹刀の通販専門サイト『剣道防具コム』のスタッフが剣道に関する記事を更新するブログです。激安セール情報なども公開します。

2013.05.14

剣道で上段の人は居るけど、下段の使い手っていないの?

こんばんは!元剣士の森川です!

 

先日「その夜の侍」という映画を観ました!

 

侍は一切出てきません!笑

精神性からのタイトルですな、これは。

 

堺雅人さん、山田孝之さん出てます、素晴らしい演技でした!

何?映画ばっかり観てる?そうですね、独身貴族ですね(゜o゜)

 

下段の構えをする剣士っているの?

 

はい、今回の話題は構え!そして下段!

 

以前、上段の構えについては色々語って参りましたが、下段については

殆ど触れていませんでしたので、ここらで書いておこうかなと。

 

先ず、現在剣道というくくりで考えた時、下段の構えをする剣士は「居ません」。

 

断言しても良いでしょう。

 

剣道というくくり、と書いたのは他の剣術では使い手がいらっしゃる可能性が

ありますからね。

 

では、何故下段剣士が居ないのか?早速その理由を書いていきますね!

 

下段が使用されない理由

 

色々な理由がありますが、先ずは何と言っても「剣道で下段には利点が無い」、

というのが最たる要因でしょうね。

 

説明していくと、竹刀は基本的に「上から下に」動くものです。

で、上段の利点は「既に振りかぶっている」ので、振り下ろすのみ、という事。

 

その分胴ががら空き等、守備が薄い為、超攻撃型とも言われていますね。

 

そして下段。はい、想像タイム!

 

竹刀を下に構えています。面を打ちます。

振りかぶってえ・・打つ!

 

どうですか?そうです!上段より時間がかかりますね!

 

コンマ単位の勝負をする剣道で、このロスは致命的なのです。

しかも、剣道の基本「面」ががら空き。

いよいよ不利な条件が揃ってしまっていますね。

 

下段は真剣の時代の産物!

 

では何故下段の構えなんて誕生しているのでしょう?

 

その答えは時代を遡れば自然と見えてきます。

 

真剣で命を奪い合う時代、防具もありません!

そんな中、武士や侍は「どこを狙っても良い」状況ですね。

 

足への攻撃。

これが下段、その一つの優位性だったんです!(゜o゜)

 

後は当時、戦闘中パニクって「ぬあおおおお!\(゜ロ\)(/ロ゜)」と、真剣を振り回し、

自分の足を自分の剣で切ってしまう人も居たらしく、それを防ぐ構えとしても

機能していたみたいですね。

 

もう少し少し踏み込んだ話をすると、下段は「地波」地面の波を精する構えとも

言われていました。

 

ただ、この話はカット!難しいわ 笑

長くなりますしね。

 

で、最初に書いた「他の剣術」、それらのルールで「足もアリ!」という設定の

剣術では、使い手が居る可能性はありますね!

 

余談と私的な解釈コーナー

 

これは教え方ですが、後は下段でチラホラ「失礼な構えだ!(ー_ー)!!」と思われる

剣士もいらっしゃる様で、それを言い伝えているという側面もあります。

 

要は「俺を相手に面をがら空きだと!やる気あんのか!(゜o゜)ゴルァ」と成るわけですな。

まあ、確かに印象は決して良くないかもですね。

 

ただまあ、万一下段剣士がいて、あなたが対戦したとしても、怒らないで下さい!笑

で、更に勝ったら、今日の「利点が無い」お話についてそっとアドバイスしてあげて下さい!

 

人によっては怒っちゃうよ、とも 笑

 

先ずは何で下段にしたのか、理由を聞くとかね。

相手の意図を知ること、受け入れる事も人間の成長に繋がりますから!(゜o゜)

 

はい!妙に人間関係を気にしたところで、商品紹介!

足は袴が守ってくれる!

 

袴の防御力は相当なものなんですよ!

 

打撃を生地と体の空間で吸収しますし、何より分厚い!

そしてこのテトロン袴は洗えちゃう!笑

 

結構登場してますね、テトロンさん。まあ便利ですよ、今からの季節は

いよいよ大活躍でしょうね!暑いし!暑いの嫌いです!

 

買い替え、練習用に是非是非!

 

ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座いました!

 

失礼致します!