剣道の「かつぎ面」ってどんな技なの?弱点は?その理由は?
こんばんは!元剣士の森川です!
さて、前回「かつぎ面」の有効性を説明しましたので、今回は
その逆!弱点と欠点、それを書きますね。
前回のヒント「心技体」・・うーん、やっぱりほぼ答えですな 笑
いいんです!大事なのは「理由を知る」ことで、クイズの難しさではない!(゜o゜)
苦しいな・・行きます 笑
最大の欠点は「癖」!
これは、実体験も交えて書きますね!
私自身、一時期担ぎ技をやりすぎて、「本来の打ち方」を取り戻すのに
非常に時間がかかった思い出があります。
本来の打ち方。
すなわち、体の中心からまっすぐ振りかぶって、まっすぐ振り下ろす!この打突。
かつぎ技は確かに「便利」ですが、あくまで「変則技」なので、それを多用しすぎると
癖がついてしまい、本来の基本の方を体が忘れてしまいます!
それに意表を突く技ですので、使いすぎても次第に「騙せなくなる」、という欠点も。
しかし、「え?別にかつぎ技が癖になっても良くない?」とそれでも思われるあなた!
・・今から私が決定的な弱点を書いちゃいますね。いいですか?
まあ、書くんですがね 笑
年代が上がるほど、かつぎ技は「決まらない」!
私は中学までの剣士でしたが、実はこれが一つの目安です。
かつぎ技は基本的に「中学まで」有効な技、と言えるでしょう。
何故か?
最大の理由、それは「一本の判断基準が高校から厳しくなる」からです!
これこそが「心技体」、そのヒントの答え。
高校剣道からはいよいよこの「心技体」が揃っていないと一本になりにくいのです!
で、かつぎ技はこの「技」の点で審判からは”一本に届かない技”と判断されるのです!
観戦していると分かるのですが、高校剣道からかつぎ技を使う剣士は、殆ど居なくなります。
ギリギリ高校までは若干居ますが、社会人剣士になるともう皆無なのです。
これが試合の面での最大の欠点と弱点。
そしてやはり剣道は「基本」をとても大切にする武道!
かつぎ面の打ち方が癖になる事は「剣の道」から逸れている、とも言えるのです。
やはり真っ直ぐ振りかぶり、打ち下ろす!
これが面打ちの極意であり、最終的には最高の技になるのですね(゜o゜)
しかし!私的には試す事は大事だと思いますので、かつぎ技は否定しません!
そこから学ぶ事も絶対にありますので!
が!多用には注意ですよ 笑
商品紹介!
私の恩師がもってたなあ、と思いましたが・・
少し形状が違ってましたよ 笑
素振り用の打込棒!
面着けない状態で、よく打込んだり打込ませたものです。
・・やっぱり懐かしいですね 笑
是非是非どうぞ!
ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!
失礼致します!