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2013.08.30

剣道の「かつぎ面」ってどんな技なの?弱点は?その理由は?

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、前回「かつぎ面」の有効性を説明しましたので、今回は

その逆!弱点と欠点、それを書きますね。

 

前回のヒント「心技体」・・うーん、やっぱりほぼ答えですな 笑

 

いいんです!大事なのは「理由を知る」ことで、クイズの難しさではない!(゜o゜)

 

苦しいな・・行きます 笑

 

最大の欠点は「癖」!

 

これは、実体験も交えて書きますね!

 

私自身、一時期担ぎ技をやりすぎて、「本来の打ち方」を取り戻すのに

非常に時間がかかった思い出があります。

 

本来の打ち方。

すなわち、体の中心からまっすぐ振りかぶって、まっすぐ振り下ろす!この打突。

 

かつぎ技は確かに「便利」ですが、あくまで「変則技」なので、それを多用しすぎると

癖がついてしまい、本来の基本の方を体が忘れてしまいます!

 

それに意表を突く技ですので、使いすぎても次第に「騙せなくなる」、という欠点も。

 

しかし、「え?別にかつぎ技が癖になっても良くない?」とそれでも思われるあなた!

・・今から私が決定的な弱点を書いちゃいますね。いいですか?

 

まあ、書くんですがね 笑

 

年代が上がるほど、かつぎ技は「決まらない」!

 

私は中学までの剣士でしたが、実はこれが一つの目安です。

 

かつぎ技は基本的に「中学まで」有効な技、と言えるでしょう。

何故か?

 

最大の理由、それは「一本の判断基準が高校から厳しくなる」からです!

 

これこそが「心技体」、そのヒントの答え。

高校剣道からはいよいよこの「心技体」が揃っていないと一本になりにくいのです!

 

で、かつぎ技はこの「技」の点で審判からは”一本に届かない技”と判断されるのです!

 

観戦していると分かるのですが、高校剣道からかつぎ技を使う剣士は、殆ど居なくなります。

ギリギリ高校までは若干居ますが、社会人剣士になるともう皆無なのです。

 

これが試合の面での最大の欠点と弱点。

 

そしてやはり剣道は「基本」をとても大切にする武道!

かつぎ面の打ち方が癖になる事は「剣の道」から逸れている、とも言えるのです。

 

やはり真っ直ぐ振りかぶり、打ち下ろす!

これが面打ちの極意であり、最終的には最高の技になるのですね(゜o゜)

 

しかし!私的には試す事は大事だと思いますので、かつぎ技は否定しません!

そこから学ぶ事も絶対にありますので!

 

が!多用には注意ですよ 笑

 

商品紹介!

 

懐かしい香りがしますな・・

 

私の恩師がもってたなあ、と思いましたが・・

 

少し形状が違ってましたよ 笑

 

素振り用の打込棒!

面着けない状態で、よく打込んだり打込ませたものです。

 

・・やっぱり懐かしいですね 笑

 

是非是非どうぞ!

 

ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!