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2013.03.29

剣道の蹲踞(そんきょ)ってどんな意味があるの?

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、本日は剣士が日常的に行っている蹲踞(そんきょ)について、

お話していこうかな、と思ってます!

 

蹲踞って何?

 

画像の様に、試合前に剣を合わせて座る形、これが蹲踞です。

 

これが意外と普段の生活ではしない体勢ですので、慣れるまではもどかしい 笑

因みに女子の場合、始めは立ったままでの試合開始でしたが、規則改正により、

現在は同じく蹲踞の形をとっております1(゜o゜)ホオッ!

 

理由は単純に「女性らしくない」体勢と考えられ、後に「平等に」という考えからの

変更かと思われますね。

まあ、今の時代に男女平等は当たり前ですので、時代を先取り?した良い変更かと!

 

蹲踞は「相撲」からの影響だった説!

そう、上の画像を見て先ず連想されるのが「相撲」ですよね?

 

力士同士が向かい合い、手をついてぶつかる!その直前の体勢ですね。

 

実は相撲も剣道も、江戸時代やそれ以前までは別の座り方をしていたのです!(゜o゜)ナント!

 

で、先に相撲が「膝をついたら負け」等のルールを設けて、じゃあそれまでの体勢を変化させよう!

という考えから現在の形に成ったのです!

 

で、剣道も現在の蹲踞の形になるまでは、両膝をついて、今よりもかなり「かしこまった」

体勢だったのですが、時が進み、立ち会いまでの効率等を考えた結果、「あ、相撲の蹲踞って

良いよね」みたいな意見がチラホラ出てきて、徐々に浸透していった、と言うわけです。

 

これが、私的に色々調べた結果の「最も有力な蹲踞説」ですな。

ええ、調べました 笑

 

ただ、本当に何気なくやっている「蹲踞」というものにも、きちんと理由があって、

それを知っておくのは、知らないよりも蹲踞に対する意識が高くなりますから!

 

更に、忘れてならない説明として、変化前も変化後も、この蹲踞という体勢は

「神前での敬意を表す体勢」である事を是非知っておいて頂きたい!(゜o゜)オネガイ!

 

やはり、武道なんですねえ。様々な変化を繰り返しつつも、そういった「礼儀」を

カッチリ残す、素敵ですな(^O^)/

 

余談として、蹲踞から審判の「はじめ!」という声がかかったら、剣士は一旦真っ直ぐ

立つ事が「暗黙の作法」とされています。

しかし!小、中学生とかでは稀にいるんですねえ・・

はじめ!の瞬間「カエル飛び」スタイルで、そのまま打ち込んで来る剣士が 笑

 

奇襲ですな。勿論決まっても一本にはなりません。一本よりも、礼儀が優先!

むしろ、その後少し審判から説教喰らってしまう恐れもあります 笑

 

ですので、蹲踞は綺麗に!始め!の後は一旦美しく起立!これをお忘れなく!

 

はい!最近真面目!真面目で結構!(゜o゜)イインダヨ

 

そんな真面目が紹介するオススメはこれ!

剣士はラインも引けるんです!

 

道場によりますが、結構剣士は試合会場をラインテープで作ります。

ド真ん中に「×」印を作るんですが、この行為が・・気持ち良かった 笑

 

まあ、こんな商品もありますよ!という流れですな。

 

中央のバッテンで思い出しました!

次回は蹲踞の流れで「蹲踞までの歩き方」についてお話します!

 

では、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座いました!

 

失礼致します!