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2016.03.13

高段者の構えを「崩す」にはどうしたら良いのでしょうか?という剣道の質問に真摯に答えます!その2!

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて!前回六段剣士との対戦、その対策を書きましたが、

「攻めると言う気迫を見せる」、これで終わってました。

 

早速今回続きに行きましょう!

 

迷わない

 

気迫が先行しすぎて、攻めが空回り、これも六段相手には

命取り、即2本負けが目に見えてます。

 

これは単純に「迷い」が生じている状態で、それは素直に体に出ます。

そしてそれを六段剣士は見逃しません。

 

ので、「攻める気迫」を見せつつ「迷わない」という条件が必要ですね。

 

相手に植え付けるもの

 

攻める気迫は相手に警戒心と同時に恐怖心を植えつけます。

更にその構えや剣に迷いが無ければなおさらです。

 

六段剣士の方も人間です、少しずつ、確実に警戒心と恐怖心が

芽生えるはずです。

 

そう、前回書いた「お前の剣は怖くない」、そう言ってくださった

私が対戦した六段の方、そのアドバイスを素直に活かすのです。

 

警戒心と恐怖心、それを与える、植えつける。

難しい展開ですが、一転突破には必要な過程ですし、まぐれでは

勝てないのが剣道であり、高段者との戦いなのです。

 

「無意識下」に刷り込む

 

そして上記した戦いが出来るならば、後は攻め方。

 

これは私が昔々書いた「刷り込み」が有効かなと。

 

要は、しつこい位に同じ箇所を狙い続けるのです。

例えば飛び込み小手、これを何回も何回も「常に全開の気迫で」

相手に打ち込み続けます。

 

これが例え伏線と気付かれても、全開ならば効果はあると信じます。

全力の打突は、相手の無意識下に刷り込めると思うからです。

 

そして、勝負。

飛び込み小手・・と思わせての面、連続技でも構いません。

 

一瞬相手の手元は下がるはずです、そこまでの積み重ねが全力ならば!

 

正直、この位しか「戦略」としては思い浮かびません!

その一瞬、その一撃にかける戦法。

 

基本ありき!

 

で!これは当然ですが、基本的な技術、そして大前提の心技体、

何より「中心を促える」、これを続けなくてはなりません。

 

忍耐力も必要な戦術ですね。

 

ただ、六段剣士との対戦、無策で向かって行くよりは、何回も

打ち込まれつつも、こうやって「テーマ」を抱えて挑むのは、

非常に大切だと私的には思います。

 

そこから得るものは大きいはずですから!

 

その上で六段の方に「今のは良い剣だった」、そう言って頂ければ光栄ですな!

 

長くなりました!相当真剣だったんです!笑

 

あくまで私的な見解ですが、これからも質問等があれば、真摯に

応えさせて頂きます!

 

今回はここまで!ではでは!